お笑いタレント・たむらけんじがYouTubeチャンネル〈たむらけんじどり〉で、かねてより宣言していた、23年5月4日の50歳の誕生日をもっての芸能界引退を撤回した。
たむらは「格好つけてるというか、そういう気持ちが…。スパッとやめたら格好ええ、格好つけの気持ちがあったのは確か」と認めつつ、「やめなくても、やりたいことはできる。いい化学反応が起こるのでは」との結論に至ったという。とはいえ、5月でいったんテレビからは身を引き、アメリカ行きを断行するようである。
たむらが芸能界引退を口にしたのは、21年12月4日放送のバラエティー番組「幸せやねん!7時間30分SP」(毎日放送)の旅ロケでのことだった。
その後、陣内智則のYouTubeチャンネル〈陣内智則のネタジン〉に出演した際には、芸能界で頑張ることに疲弊を覚え、テレビ番組で後輩に負けても悔しさが薄れた、といった胸の内を明かすとともに、アメリカでモーテルを開業したいと、新たな事業に意欲を見せた。ビジネス誌ライターが言う。
「たむらといえば、経営する焼肉店の成功が頭に浮かびますね。21年10月16日、芸能レポーター・井上公造氏のYouTubeチャンネル〈井上公造チャンネル〉に出演した際には、焼肉店の最高年商が6億円だったと告白。他にも中華料理店、シャワーヘッド販売代理店、チーズケーキ通販などの事業にも、精力的に挑んでいる。成功の秘訣は『自分ひとりだけが儲けないようにする』。ビジネスの成功事例を数多く持つたむらのことですから、退路を断つよりもタレントのままアメリカに進出した方が、新ビジネスをメディアに取り上げてもらえる機会が増え、注目を浴びやすいと算段したのかもしれませんね」
撤回グセがつかぬといいのだが…。
(所ひで/ユーチューブライター)