今や事件に発展したりと、社会問題化する「パパ活」。未成年や危ない女に手を出さなければ安く遊べると人気だが、どっぷりとハマッて身を滅ぼす男性も少なくない。
都内で自営業を営む横川和樹氏(仮名・41歳)はこの秋、ようやくできた婚約者を「パパ活が原因で失った」とうなだれる。
「仕事はうまくいっていたので、彼女が途切れることはなかったのですが、なかなか結婚には至りませんでした。原因は、僕自身の性癖。同じ女性を何回か抱くと飽きてしまい、レスに陥るんです。歴代の交際相手に内緒で、夜の店に行ったり、海外の性サービスに溺れた時期もありました」
しかし、コロナ禍で海外どころか、夜の店にすら行きづらくなってしまった。そこで目をつけたのが、パパ活だったのだ。
「若くて美人な女性と格安でオトナの関係になれるんだから、やらない手はないですよね。この2年半で出会ったパパ活女子は50人以上。ほぼ日替わりで、違う女性を抱いていました。ところが少し前に、そんな生活にも飽きてしまったんです。親からもいいかげんに結婚しろと言われるようになり、そこで出会ったのが、知人に紹介してもらった令嬢のA子でした」
A子とはすぐに、結婚前提の交際をすることになった。それでも横川氏は、パパ活をやめることができなかったという。複数人のパパ活女子との関係を続けながら、A子とも交際したのだが、
「でもそろそろやめようと思い、全てのパパ活女子を切って、A子にプロポーズをしたんです。A子は受け入れてくれて、今年の秋に婚前旅行として、シンガポールに行きました。旅行中、地図を見ようとしている時に、スマホに入っていたパパ活アプリがA子に見つかってしまったんです」
横川氏はとっさに言い訳をしたが、旅行ムードは最悪に。その後、怪しんだA子が興信所に調査依頼し、過去の火遊びがバレてしまったというわけだ。
「当然、婚約は破棄されました。A子は彼女の父親に破談の理由を言おうとしたので、危うく社会的地位まで失いかけるところでした。示談金を払い、どうにか口外しないよう頼みましたね」
婚約者がパパ活に励んでいると知り、笑って許せる女性はまずいないだろう。自業自得ではあるが、横川氏の性癖は早々に直ることはなさそうだ。