「立ち位置を少しピッチャー寄りにすれば、ホームラン50本は打てるよ」
これはいったい、誰のことを指すのか。正解は巨人のスラッガー、岡本和真である。
アレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネル〈【ラミレス公式】ラミちゃんねる〉で、ズバリと斬り込んだのだが、
「彼の欠点は、真ん中から外へのスライダーだよね。あとは内角低め。例えば、立ち位置をもう少しピッチャー寄りにするべきだと思うんだ。外角も曲がる前に対応でき、逆方向に打てるし、内角も引っ張ることができて、さらに怖い選手になれるはずだよ。シーズン序盤はそれをやっていたが、なぜか途中でやめて、パニックになってるように見えたね。岡本のバッティングの技術は何も問題がないよ。立ち位置を変えるだけでいいと思うけどね」
スポーツ紙デスクが振り返る。
「4月29日の阪神戦で、12球団最速となる10号本塁打。5月29日の日本ハム戦では通算150号本塁打を記録するなど、シーズン序盤の岡本は調子がよかった。ところが例年、夏に調子をグッと上げていく岡本が、夏場から調子を落とし、ついには中田翔に4番を明け渡してしまった。そして4番の座を取り戻すことなく、シーズンを終えましたね。前年終盤に痛め、CS出場を回避した左脇腹痛がクセになっていなければいいですが」
ラミレス先輩の的確な助言を取り入れて、即刻復調となるか。
(所ひで/ユーチューブライター)