低迷する巨人で希望の光といえば、投手ではハーラートップのエース・戸郷翔征、野手では本塁打王へと突き進む岡本和真、そして一気にブレイクした大型打者・秋広優人だろう。
秋広は7月23日のDeNA戦で、4試合連続本塁打を記録。1975年の掛布雅之(阪神)、1988年の清原和博(西武)、2010年の中田翔(日本ハム)といった錚々たる面々に続く、高卒3年目以内の4試合連続アーチであった。
だが、一時は3割を超えた秋広の打率は徐々に落ち、2割8分を切ることも。その原因を分析した野球解説者の江川卓氏は、YouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉の8月7日の動画で、次のように断じている。
「体は大きいですけど、割と中距離で飛ばすバッターなんです。ホームランになっていくことが、逆に彼のバッティングからすると怖いのかもしれない」
秋広が放った本塁打は10本(8月9日時点)。江川氏はまた、テレビ局関係者に秋広の取り上げ方が小さい理由を聞いたところ、「3番だけど、ホームランが少ない」と答えたと明かす。江川氏は逆に「ちょっとホームラン多いかな」と不安視しているのだが…。
「昨季、巨人の3番に座ったのは、グレゴリー・ポランコ、丸佳浩、アダム・ウォーカー、吉川尚輝の4人。シーズン終了後のホームラン数は、ポランコ24本、丸27本、ウォーカー23本、吉川が7本でした」(スポーツ紙デスク)
江川氏の提言通りであれば、あまりホームランを喜んでもいられないのである。
(所ひで/ユーチューブライター)