かつての歌姫たちが今、再び隆盛を見せている。「かつて」と言ったら語弊があるかもしれないが、80年代のアイドル時代を駆け抜けた女性歌手の再活動がブームなのだ。
NHK紅白に出場する工藤静香はソロデビュー35周年を迎え、フル稼働でテレビの音楽番組にお目見え。紅白ではスペシャルメドレーを披露した。
35周年は2年前に迎えているが、中山美穂も負けてはいない。こちらも音楽番組にガンガン登場し、貫禄のあるダンサーを引っ提げて、存在感をアピールしている。23年には、24年ぶりの全国コンサートもある。「何か心境の変化でもあったのか」と囁かれているゆえんだ。
アイドル界の大御所、松田聖子は、
「今回の紅白歌合戦は辞退を申し出た、という噂があります。一昨年末にひとり娘の神田沙也加(享年35)に突然先立たれ、その悲しみの深さは計り知れませんが、22年末のディナーショーは圧巻でした」(芸能関係者)
ディナーショーを見た観客のひとりは、
「過去最高、最も愛があふれる歌声だった」
と満足げだ。
中森明菜は夏の活動再開宣言で「紅白出場か」と期待が高まったものの、ぬか喜びに終わった。様々な歌姫が復活を遂げる中、やはり最後の希望は明菜…なのである。