これでは元も子もないだろう。3月のWBCに出場する野球日本代表・侍ジャパンのメンバー全30人が1月15日未明、一部スポーツ紙のネットニュースで報じられた。
大手ポータルサイトにも午前2時に配信され「WBC侍ジャパン全メンバー判明!巨人・岡本和、阪神・中野、オリックス・宇田川ら内定【一覧】」と題した記事を掲載。新たに巨人の岡本和真、阪神の中野拓夢、オリックスの宇田川優希らが選ばれたことを詳報した。
だが、栗山英樹監督や侍ジャパン事務局による公式のメンバー発表は、この時点でまだ12人。残りは1月下旬に追加発表されるとしていた。侍ジャパン関係者が憤る。
「完全に情報が漏れていて、管理が杜撰すぎる。盛り上がりも何もない」
別の関係者によれば、
「追加メンバーには13日夜から14日にかけて、正式なオファーを出したようです。球団も本人も、招集を受けるなら様々な手続きが必要なため、球団内で複数人の耳に入るのは避けられない。問題はそれらをいつ、どういう形で世間に発表するか。統制が全く取れていないことが露呈した形です。日の丸を背負って世界と戦う大事な選手が、まさかの『新聞辞令』で全て明らかになること自体、どうかしている…」
栗山監督は一体、どんな顔で、残り18人を正式発表するのだろうか。