総理官邸で開かれた閣議に「ノーマスク」で登場した河野太郎デジタル大臣のパフォーマンスが、冷笑の的になっている。
1月20日午前の閣議でノーマスクだったのは、河野氏ただひとり。その後の記者会見で理由を問われると、
「ごめん、記憶が全くない。マスクしていなかったかしら。忘れていたんだと思う」
と説明したが、記者の間からは「記憶が全くないはずはない」「お得意のオトボケ釈明だろう」「パフォーマンス癖がまた出た」などの冷ややかな声が上がった。
河野氏が所属する麻生派の有力幹部も、冷笑交じりにバッサリと切り捨てる。
「実は件の閣議の直後、岸田(文雄)総理が屋内でのマスク着用の基準緩和を表明する予定だった。当然、そのことは河野氏も知っていた。要するに、ノーマスクでの閣議出席は総理表明を先取り、横取りするためのパフォーマンス。さしずめ『ボクちゃん、目立つでしょ』とでも言いたかったのだろう。まさに幼児性まる出しだ」
河野氏は昨年8月にも、真ん中を透明にした特製のマスクを着用して耳目を集めた。本人は「聴覚障害の方々との意見交換会の時に、口元が見えるようにするため」などと説明していたが、早速、ホリエモンこと堀江貴文氏から「気持ちの悪いマスクをするくらいなら、ノーマスクでやれや」と一刀両断されている。
「河野氏には『重要閣僚に起用してくれれば、もっと実力を示せるのに』とのフラストレーションがあるようだ。その結果、与えられたポストで地道に努力を重ねていくという我慢ができず、チャンスを見つけては周囲の注目を浴びるパフォーマンスに走る。この幼児性を克服しない限り、総理の座など巡ってこないだろう」(前出・麻生派有力幹部)
かつては「政策新人類」と揶揄された変人。その悪しき新人類ぶりは「死ぬまで治らない」ということか。