デヴィ夫人がウクライナの首都キーウや、ロシア軍による民間人虐殺があったとされるブチャの病院を訪れ、支援物資を届けた。1月24日にはセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使が、感謝の意を示している。
デヴィ夫人は現地に防寒着やおむつなどの支援物資を提供したといい、メディアの取材に「暖房もなく電話も通じにくい、厳しい状況です。日本はもっと積極的に支援しなければと思います」と語っている。
支援と同時に、在日ウクライナ大使公邸を訪問して大使に挨拶もしているのだが、こうした行為に、意外にも賛否が渦巻いている。
というのも、日本政府はウクライナへ渡航しないよう求めており、勧告をスルーする姿勢だと受け取られるからだ。全国紙国際部記者が語る。
「そもそも岸田総理ですら訪問していないのですから、デヴィ夫人の渡航が大々的に報道されたことに、政府関係者は苦々しく思っていることでしょう。万が一、現地で戦争の被害に遭えば、結局は政府が税金を使って対応しなければならない。支援物資を届けるにしても、もう少し別の方法があったのではないのか、と」
もうひとつの理由は、何カ月も予約が取れないという四谷の寿司店から職人を呼び、デヴィ夫人がオンラインサロンのメンバーとパーティーを開いたこと。1月24日のインスタグラムで公開しているのだが、
「自ら支援物資を届ける姿勢は立派だと思います。ただ、極寒の空の下、避難生活を続けるウクライナ国民のことを考えると、なにやらこのギャップに違和感を覚えて仕方がない…」(芸能関係者)
善行にも難しい問題がつきまとう。
(ケン高田)