タレントの坂上忍が2月2日、「ぽかぽか」(フジテレビ系)に生出演し、フジテレビの昼の情報番組に「里帰り」を果たした。
坂上はMCのハライチ・澤部佑が紹介している途中で勝手に登場するという傍若無人ぶりでペースをつかむと「アットホームな感じですね」とニヤリ。自身の高圧的なスタイルでピリピリとした雰囲気を作り出していた「バイキングMORE」(22年4月1日で終了)との違いを強調し、笑いを取った。
坂上はその「バイキング」について問われると「あの頃の記憶がないんですよね」。ハライチ・岩井勇気から「あの頃、こんな顔は見せなかった」と指摘される柔和な表情を終始見せつつ、CM入り直前には「この後、日大問題を徹底討論します!」と「バイキング」時代のような厳しい表情で爆笑を誘った。
「『バイキング』MC時代は厳しい物言いや共演者への高圧的な姿勢などから、週刊誌の『嫌われ司会者ランキング』でフリーアナの宮根誠司とトップを争う存在でした。番組終了から10カ月、当時の厳しさは鳴りを潜め、すっかり『動物好きの優しいオジサン』の顔になっていましたね」(テレビ関係者)
動物の保護活動に注力するために、昼の帯番組を降板した坂上は、現在の動物中心の私生活について「家では明るくしたい癖」を発揮して、カノジョに「ただいまでちゅ!」などと語りかけている、という意外な面も明かした。
坂上は俳優業についても「今さら自分が演技して何になる?」と、未練なし。今後はバラエティー一本で生きていく覚悟を見せた。
何か憑きものが取れて別人になった感もある坂上について、
「定期的に『ぽかぽか』出演となれば、低視聴率に喘ぐ番組のカンフル剤になるかもしれません」(前出・テレビ関係者)
フジテレビはまたオファーを出すのか。
(石見剣)