巨人軍の公式YouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉が2月2日、2軍キャンプで導入された新練習の模様を公開。橋本至2軍外野守備兼打撃コーチの口から、最もモノにしている選手として、北村拓己の名前が挙げられた。
その新練習とは、数メートル走り込み、バッティングティーに乗ったボールを打つというもの。ドラ1の浅野翔吾や松原聖弥、増田大輝らが取り組む中、動画スタッフから「助走をつけて打つのって、なんで?」と質問された北村は、
「スピード出るじゃないですか。(右打者は)右足で止めて打つ。右足でしっかりスピードを受けとめる練習です」
北村は17年にドラフト4位で入団するも、いまだレギュラーを勝ち取れていないのだが、そういえば「坂本をレギュラーから引きずり下ろす」と戦線布告していたのではなかったか。スポーツ紙デスクが苦笑する。
「秋季キャンプを終えた昨年11月20日、北村が入団初となる手締めを行ないました。その際に『個人的には、来年は坂本勇人キャプテンのショートの座を奪えるように、僕自身も命を懸けて頑張りたいと思います』と決意表明しましたね。ついに坂本のレギュラーを奪う若手が現れたかと期待したんですが、現状はまだ2軍。昨年、故障と打撃不振で成績を急降下させ、下半身スキャンダルにまみれた手負いの坂本に、いつトドメを刺す存在になるのか。まだ現実的ではないですね…」
若手の台頭を待ち望む巨人ファンと首脳陣の気持ちや、いかに。
(所ひで/ユーチューブライター)