声優・歌手として、カリスマ的人気を誇っている水樹奈々。今や紅白歌合戦の常連であり、東京ドームを満員にする集客力をみても、34歳にして大御所の風格すら漂っている。
「元々ゲームやアニメの声優出身だけに、オタクファンからの人気が高い。ファンクラブだけでも、5万人はいると言われています。AKB48に負けず劣らずの女性アーティストですよ」(レコード会社スタッフ)
そんな彼女にアクシデントが起きたのが、今年の6月。ファンの男性が、兵庫県明石市と神戸市内の雑木林にポテトチップス入りの段ボールを合わせて89個も捨てた疑いで逮捕されたと言う。
「水樹のライブ応募券欲しさに、ポテトチップス1000袋、約200キロの不法投棄。水樹は、日頃からゴミを拾って、地球をきれいにしようと言う『まるごみ』プロジェクトに参加しており、物凄く悲しい出来事だと心情を語っています」(女性誌記者)
しかしこの事件、単なるゴミ捨て事件ではなく、もっと根深い問題だと分析する向きもある。
「あの応募券は、水樹のバックステージに入ることができる特別なチケット。ファンならたまらないはず。あおっているのは水樹サイドですよ。今の時代ファンを囲い込むために、事務所もあの手この手を打ってきますが、あまり加熱し過ぎると『AKB48襲撃事件』の二の舞になりかねませんよ」(前出・レコード会社スタッフ)
「会いに行けるアイドル」ゆえに起きた悲劇が「AKB48襲撃事件」。どちらも熱狂的なファンが相手だけに、そう考えるのもうなずける。ファンの獲得、囲い込みに血眼になるのもいいが、くれぐれもセキュリティには気を付けてもらいたいものだ。