東京・お台場の観光名所でもあった等身大のガンダム像が、来年3月5日を最後に撤去されることとなった。アニメの設定を忠実に再現し、全高18メートルの威容を誇るとあって、国内のガンダムファンのみならず外国人観光客にもアニメ大国日本を強烈に印象付けてきたランドマークだ。
撤去後については未定だが、ファンの間では2020年の東京五輪に向け、欧米で人気の高いエヴァンゲリオンが建つのではといった期待も高まっている。そんなガンダム撤去について、意外なところから困惑の声があがっているという。アイドル誌のライターが言う。
「ガンダム像のすぐ脇にはイベントスペースの“フェスティバル広場”があり、週末になると数多くのアイドルが新作CDのリリースイベントなどを開催するなど、一種の聖地と化しています。この場所がアイドル界隈では『ガンダムステージ』と呼ばれており、その呼び名が使えなくなることへの不安が高まっているのです」
たしかに「お台場のガンダムステージで演ります!」と言えば、誰しもがその場所をイメージできるはず。しかし「お台場のフェスティバル広場」と言われてもピンと来ないのは無理もない。
それゆえアイドル側では、ガンダムの代わりになるような目立つ像を建ててほしいという声もあるようだ。それがエヴァなのか、それともドラえもんやピカチューなのか。ともあれクールジャパンの大事な要素であるアイドルと並び立つような、迫力ある像の出現に期待したい。
(金田麻有)