やはり、というべきか──。
木村拓哉と綾瀬はるかのW主演映画「レジェンド&バタフライ」の観客動員数が伸び悩んでいるのだ。
1月27日から2月5日までの公開10日間の累計成績は、観客動員92万人、興行収入12億円を突破したものの、2月3日に公開された「鬼滅の刃」にわずか3日間で、興収は並ばれた。映画関係者が嘆息する。
「キムタクが信長を演じたいと希望したのがきっかけで企画された作品ですが、配給元の東映、そして京都撮影所はここ数年『科捜研の女』打ち切りが囁かれるなど、存続の危機に直面しています。キムタクは報知映画賞で主演男優賞を受賞したことはあるものの、栄誉ある日本アカデミー賞とはいまだ無縁。東映の看板を背負う時代劇、今後を占う超大作への抜擢は荷が重すぎました」
総製作費は20億円とされるが、先の映画関係者は、
「配給元が目指す興行収入40億~50億円には到底及びません。図らずも『キムタク離れ』が露呈した形です。映画館に足を運んでくれているのは、時代劇ファンや綾瀬はるかファンの男性客が多いといいます。わずかな月給で働く京都撮影所の大部屋俳優たちは、さぞ複雑な心境でいることでしょう」
どうするキムタク!?