プロ野球界出身の馬主といえば、大魔神・佐々木主浩(54)とハマの番長・三浦大輔(49)が知られている。
「07年に馬主デビューした大魔神は、名牝で『しっぽのない馬』としても有名だったハルーワスウィートが好きで、その産駒や近親馬を年に1頭か2頭所有している。ヴィルシーナでヴィクトリアMを連覇し、ヴィブロスやシュヴァルグランでもGI制覇を成し遂げるなど、昨年までの収得賞金は26億円を超えています」(競馬ライター)
一方の三浦は11年に馬主デビュー。重賞は未勝利ながら、18年にリーゼントロックでオープン勝ちを収めている。
「長女の凪沙さんは父の所有馬だったリーゼントブルースのデビュー戦を見て競馬に夢中になったそう。今はサンケイスポーツ紙の記者で“的中クイーン”と呼ばれるほど。監督業が忙しい父に代わりセレクトセールにも顔を出していますよ」(スポーツ紙記者)
ロッテの吉井理人(57)や山本昌(57)も大の馬好き。いずれも愛馬の活躍に目を細めているという。
「吉井監督は16年にフォーシームで馬主になり、中央通算〈3 2 2 26〉。最近では22年10月にリジン(1戦1勝)が浦和のデビュー戦を飾っています。昌さんは一口馬主として有名ですね。なにせアルアイン(一口250万円)は皐月賞馬、全弟のシャフリヤールは21年のダービー馬。まさに強運の持ち主です」
一口馬主に目を移すと、重賞ウイナーに出資する有名人がぞろぞろ挙がる。
「草野仁さん(78)がブエナビスタやダンスインザダーク、宮川一朗太(56)はネオユニヴァース、カンニング竹山(51)も初めて出資したブラックスピネルが東京新聞杯を勝っている」(競馬ライター)
ただ、一口馬主といってもそこは勝負のの世界。明暗がくっきり分かれているようだ。
「DAIGO(44)は父ディープインパクト、母は独オークス馬という超良血馬のヴァイスカイザー(一口200万円)に出資していましたが、未勝利のまま3戦目で競走中止。そのあと地方へ移籍したのですが、いまだ未勝利のままです」(競馬ライター)
月々のクラブ会費やカイバ代を考えると、大損ということになるが、それでも一口であれば背負うリスクは少なく、新たに参入する有名人は絶えない。
「スポーツ紙で有馬記念などのGI予想を披露している鷲見玲奈(32)は昨年、ポーラライツ(一口4万円)に出資。9月のデビュー戦(3着)のあと鷲見は『ポーラライツ3着! 1番人気になったのもすごいけど、デビュー戦3着は上々。今後の成長が楽しみ』とツイートしていました」(競馬ライター)
馬券とはまた違った1勝の重みを感じられるのも馬主の醍醐味。「ウマ娘」に続いて、今後は一口馬主も盛り上がりそうだ。