今秋スタートするNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の追加キャストが発表され、水上恒司が趣里演じるヒロイン(花田鈴子)の相手役(村上愛助)となることがわかった。
同ドラマは「東京ブギウギ」などのヒット曲で知られ、「ブギの女王」と呼ばれた戦後の歌手・笠置シヅ子をモデルにした作品。追加キャストは水上のほか、ヒロインの父親役の柳葉敏郎、母親役の水川あさみ、弟役の黒崎煌代らが発表されている。
水上は発表後、自身のインスタグラムで「鈴子と愛助のブギウギはどんな音?それは世界で一番ブギウギな音!!」と綴り、オリジナルの詞を披露。初の朝ドラ出演にテンションはMAXのようだが、それもそのはず。今回の朝ドラは水上にとって、待望の選出なのだ。芸能ライターが語る。
「水上はもともと『岡田健史』の名前で活動していました。しかし19年頃から前事務所の扱いに疑問を抱き、21年3月に契約解除の仮処分を求める申し立てを東京地裁に起こしました。結局、22年8月末での退所で和解となり、その後は本名で活動することになったのです。前事務所に所属している時に決まっていた21年~22年放送の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の出演は、白紙となりました。そうしたゴタゴタの経緯もあったことから、今回の出演で嬉しさを爆発させるのも当然なんです」
「のん」の場合も同様に、退所トラブルで事務所と揉めた揚げ句、本名の「能年玲奈」が芸名として使えなくなってしまった。今も地上波の連ドラにさえ出演が叶わない彼女に比べれば、水上は大成功したと言えるだろう。
(ケン高田)