競馬界では今村聖奈や藤田菜七子ら、女性騎手の活躍と動向が話題となっている。今週末にはいよいよ、小林美駒と河原田菜々の新人女性騎手2人がデビューする。
そして近い将来、競馬一族のDNAを受け継いだ、新たな女性騎手誕生がするという。2月28日に調教師を引退した大江原哲氏の孫娘・比呂さんだ。
比呂さんは20年4月にJRAの競馬学校に39期生として入学し、現在は騎手課程の学生として奮闘している、競馬一家の申し子。入学当初から「アイドル並みに可愛い」ともっぱらの評判なのだ。
父の勝氏は蛯名正義厩舎の調教助手で、祖父が哲氏。その哲氏は1971年に古山良司厩舎から騎手としてデビューし、中山大障害3勝など、通算194勝(重賞6勝)を挙げて引退。96年には調教師へと転身し、翌97年に厩舎を開業すると、ダービー卿CT(09年、タケミカヅチ)などを制した。
また、哲氏の実弟は元騎手で調教助手の大江原隆氏、その子供がフリーで活躍する騎手の大江原圭だ。
比呂さんは生まれた時から競馬に囲まれて生きてきたと言っていい。順調なら来年3月に騎手デビューする予定で、哲氏も「楽しみだね。その時は競馬場に来るよ」と話す。
今年も元JRA騎手で、現在は飯田祐史厩舎に所属する調教助手を父に持つ、今村が絶好調。2月26日の阪神1Rをジューンアースで制し、今年のJRA10勝目を挙げた。通算61勝としており、今後はさらに数字を伸ばすことは間違いない。
さらに古川奈穂や永島まなみも注目されている。そこに競馬一族のDNAを色濃く受け継ぐ比呂さんが加われば、さらに盛り上がるのは必至。来年3月が楽しみだ。