ギニア出身のタレント、オスマン・サンコンが3月8日、都内で行われた「来日50周年記念 日本ギニア友好チャリティーパーティー」に参加。囲み取材に応じると、過去のテレビ出演を振り返った。
ギニア日本交流会の顧問を務めるサンコンは現在、73歳。来日当時はギニアの存在を広める目的で出演した「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で天然キャラが大ウケし、「1コン2コン、サンコン!」のフレーズで大人気となった。
今回は記者を前に、思い出のテレビ企画を回顧したのだが、話題は「視力」へと移る。来日した30代の時は「6.0」だったのが、現在は「1.2」まで落ちていることを明かしたのだ。1.2でも十分だが、6.0とは日本人では考えられない数値である。医療ライターが語る。
「健常な日本人の視力は1.2程度と言われていますが、生活環境の変化により、次第に低下傾向にあるとされます。対してアフリカ人の場合、広大に広がる草原の中で育つことで、視力が抜群に良いというイメージがありますが、最近ではこれが幼少期のみという調査結果もある。これには強い紫外線の影響があるとも言われます」
それでも、ケニア南部からタンザニアの北部一帯のサバンナで暮らす先住民のマサイ族などは、驚異的な視力で知られる。放送担当記者が振り返る。
「以前に日本のテレビ番組の企画で、そのマサイ族とタンザニア先住民族のハッザ族、ケニア北西部のトゥルカナ族で『視力世界一』を競ったところ、マサイ族が11.0で優勝しています。そのマサイ族はなんと、1834メートル先にある直径25センチのランドルト環(視力検査記号)が見えていたんです」
同じアフリカ人でも、上には上がいるものだ。