ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦う野球日本代表「侍ジャパン」は、3月12日までの1次リーグを4連勝でフィニッシュ。16日に東京ドームでイタリア代表と戦うことが決まった。
突出して注目されているのは、メジャーリーグ・エンゼルス所属の大谷翔平だ。試合前の打撃練習では看板直撃弾を多く放ち、ファンのみならず対戦相手国の主力選手の視線を独り占めしていた。
3月9日、初戦の中国戦では投手、野手の二刀流でプレーして、見事に勝ち投手に。ヒーローインタビューにも呼ばれてファンから拍手を浴びていたのだが…。
「困ったことに、取材を受けないのです」
と憤慨するのは、海外メディア関係者だ。
「国際大会のWBCは球場を出る際、取材が可能なミックスゾーンを通過しなければなりません。また、よほどの事情がない限り、拒否することもできないのが不文律です。ところが大谷だけはチーム側から『ミックスゾーンでの呼び止めはお控えください』とのお達しが流れるなど、やりたい放題。大物メジャーリーガーだからといって、過保護が目立っています」
侍ジャパンの「顔」だけに、気を遣ってしまうのは理解できるとしても、身内の甘々な対応はひとたびバランスを崩せば、チームの空中崩壊を招きかねない。