3月末で終了する金曜日深夜放送の「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)の後番組として、木曜日深夜に放送されている「出川一茂ホラン☆フシギの会」がスタートするという。
昨年10月に40周年を迎えていた「タモリ倶楽部」の終了が発表されたのは2月22日。理由についてテレビ朝日は「番組としての役割や十分に果たした」としていたが、
「同時間帯としては優秀な視聴率だったことから、タモリの年齢的な問題や、芸能界引退説まで流れています。いずれにせよ、コアなファンが多かった番組のため、終了には嘆きの声が広がっています」(テレビ関係者)
一方、昨年10月にスタートした「出川一茂ホラン☆フシギの会」はタイトル通り、不思議な現象や人物、マジックなどを紹介しながら出川哲朗、長嶋一茂、ホラン千秋がトークを展開する番組だ。同じ深夜でも1時26分から放送開始のため、「タモリ倶楽部」枠(0時20分~)への移動は、事実上の「昇格」となる。
「テレ朝の説明では、今年1月にゴールデンで放送した特番が好評だったことも昇格の理由ですが、反対意見もある。拒絶される理由のひとつは、やはりタモリのキャラが作り出すアングラな世界を、視聴者が気に入っていたこと。もうひとつは、こうしたトーク番組は他にもザラにあること。そして、同局で『羽鳥慎一モーニングショー』や『ザワつく!金曜日』に出演する一茂推しの違和感にあります。出川とのキャラが濃い同士の組み合わせについても、たまに特番で見るぐらいがちょうどいい、という評価なのかもしれません」(テレビ誌記者)
視聴者との感覚のズレが露呈しなければいいが。