7月31日【木】~8月4日【月】に戸田で行われる「本命バトル祭」は、おもしろいシリーズである。ここにはA1級が6人のみ登場。彼らは毎日2回乗りに組まれ、B級5人と予選道中を戦っていく。人気はA1級に集まるが、どっこいB級が意地を見せ、昨年は5万円、6万円の穴が連打された。
そして今年は待ってましたとばかり、静岡の大穴メーカー・松下一也が参戦する。松下は最近3年間に1着を60本獲ったが、その決まり手は逃げ26本、まくり19本、まくり差し8本、差し4本、逆転3本。逃げ以外はまくりが断然多い。まくりタイプは大敗しやすいため勝率が上がらず、今期もB1級に甘んじた。
だが、得意の強襲が決まった時の配当は高く、6月2日下関第10R、5コースから大賀広幸らを倒したレースは3連単4万9600円。6月18日津第12R、同じく5コースから黒崎竜也らを沈めると、これがなんと8万2990円。7月11日平和島第7R、またも5コースから豪快に坂口周らを破ったレースが2万7690円の波乱を呼んだ。
戸田は昨年4月8日、当時B2級だった松下が4コースから01のスタート一発、黒井達矢、川上剛らをまくって優勝した水面。今度も必ず大穴メーカーの本領を発揮するだろう。
なお、松下の次走は8月13日~18日の「浜名湖お盆開催」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能7/29発売(8/7号)より