【議会の「セクハラヤジ」問題、いまだ収束せず】
今年6月の都議会における「セクハラヤジ」問題。自民党会派議員の謝罪で幕を閉じたが、衆議院にも飛び火。自民党議員が日本維新の会の女性議員に電話で過去の「早く結婚して子供を産まないとダメだぞ!」というヤジ発言を陳謝した。全国でも同様の問題が次々に発覚。新潟県議会では出産後の女性議員に「頑張れ、第2子!」と、旭川市議会では妻に先立たれた男性議員へ「早く再婚したほうがいい」というヤジが飛んでいたことがわかった。
私はヤジに関しては、本質的に大反対。昔から嫌いなの。「ヤジは議会の華」とか「シャレたヤジなら許される」なんて言ってる議員もいたけど、まずは人の話は黙って聞けよ。
野球選手をヤジるファンじゃないんだから。議員が議員にヤジるのは、文句あるなら登壇者の発言を聞いたうえで反論なり何なりすればいいじゃないか。次元が低すぎるよ。
今の政党は、若い議員に「ヤジを飛ばすのが仕事だ」と上の人間が教えるなんて話も聞くけど、バカだね‥‥。
昔の議員は皆、身銭切って仕事に投資したもんだよ。だから、やればやるほど倉や家がなくなってしまう。それほど真剣に政治に取り組んでいたんだよ。それに比べて、今の議員には政党助成金やら、政務活動費やら多くの公金が費やされて、恵まれた環境にいるというのに、何で相手をヤジることが仕事になるわけ?
辞めちゃったけど、あの号泣県議しかり、ひどいのが多すぎるね。法律を作り替えて「投票率75%以下は再選挙」なんてことにしてしまえばいいんだよ。
最近の議会はヤジやら私語やら居眠りとか‥‥。学級崩壊じゃないんだから、ちゃんと働いてくれよ! アンタの給料はどこから出ているのか、よく自分の胸に手を当てて、思い返してくれよと言いたいね。
◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。