今年2月末にNHKを対局した武田真一アナウンサーが、4月3日から始まった日本テレビ系の新情報番組「DayDay.」(月~金曜、午前9時)のMCとして民放初登場。武田アナは緊張のあまり、
「ちょっと僕、もうダメです。緊張してダメですよ、もう本当に。もう、すぐ(今日の放送が)終わってほしい」
第一声として、初放映回にしては縁起でもないことを口走りつつ、フリーランスのアナウンサー生活をスタートさせた。
NHKの男性アナは、醜聞続き。局次長級の役職である「エグゼクティブアナウンサー」として武田アナと同期、同じ役職としてNHKの2大看板を背負ってきた阿部渉アナは昨年、「週刊文春」に昼下がりのホテル密会を報道され、今年2月には元スポーツ担当で札幌放送局の船岡久嗣アナが20代の後輩女性アナの自宅マンションに押し入り、邸宅侵入の疑いで逮捕された(3月28日に不起訴処分)。
当然、武田アナにも何かあるのではと、パパラッチ包囲網が張り巡らされていた。週刊誌デスクが言う。
「熊本出身の武田アナは2016年の熊本地震の際に、被災者を力強く励ました言動が印象的でした。その後、21年に大阪放送局に異動。単身赴任を続けていたものの、退局するまでの2年間、浮いた話がありませんでした」
それもそのはず。この日の番組内でさっそく、NHK時代には見られなかった恐妻家の一面を明かしたのだ。夫人は武田アナと日本テレビ入り。カメラには映り込まなかったものの、生放送を見守っていたという。
使わなくなった生活用品や古着を売るといくらになるか、という企画で、武田アナはかつて妻のために製作したという自作の「写真立て」を査定に出した。シソンヌ・長谷川忍、サッカー元日本代表・槙野智章、ジャーナリスト・大門小百合らコメンテーターから、
「そんな、奥さんのために作ったものを売りに出していいんですか」
とツッコミを入れられると、武田はハッとしてスタジオ内の妻をチラ見。
「いや、本当に売るわけではないですから」
と取り繕いつつ、なおも画面には映っていない妻の方に視線を向け続けた。
帰宅してから民放初出演の反省会があったかどうかは武田夫妻のみぞ知るが、妻のご機嫌を損ねたかもしれない自作の写真立てについた査定額は「10円」だった。