芸能

NHK朝ドラ「らんまん」で「ディーン効果」をかき消す宮崎あおいの「不吉すぎるナレーション」

 4月3日から始まったNHK朝ドラ「らんまん」の後味が悪すぎる。

 なにしろ、朝ドラのあとを引き継ぐ「あさイチ」MCの博多大吉が「新年度一発目なので、明るく始めようかと思ったら、イヤ~な終わり方ですね」とウンザリするほどなのだ。

 主人公の造り酒屋の跡取り息子・万太郎が走ると倒れて熱を出すのは「ちむどんどん」「舞いあがれ!」に続く3作連続のマンネリ設定だが、病弱な跡取り息子を快く思わない分家の男達が「いっそ生まれて来なければよかった」と5歳の子供に暴言を吐くシーンは、さすがにやり過ぎだ。

 親戚たちに「生まれてこなければよかった」と言われ、傷ついた万太郎は家を飛び出してしまう。ディーン・フジオカ扮する坂本龍馬と出会うための演出ではあるのだが、4月5日放送回の宮崎あおいのナレーションでも「死亡フラグ」を立てるなど、大吉の言う通り「イヤ~な終わり方」に徹しているのだ。

「高知県出身の広末涼子が主人公の母親、ディーンが坂本龍馬を演じるなど、豪華俳優を揃えているのに、とにかく宮崎のナレーションが湿っぽい。声のトーンも暗いし、言ってることも不穏です。朝から視聴者の気分を下げて、NHKは何が面白いのか」

 こう言って憤るNHK関係者は、朝ドラの視聴者離れを指摘する。

「終わってみれば、前回の『舞いあがれ!』の平均視聴率は、放送時間が8時に変わった後では、史上最低の15.6%。『ちむどんどん』の15.8%を下回りました。『エール』以降はどうしようもない毒親、親子の死別など、新型コロナで視聴者の気持ちが沈んでいるところに追い討ちをかける不幸エピソードてんこ盛りで視聴者が離れ、平均視聴率は20%を切ってしまった。『らんまん』も放送3日目にして朝ドラお決まりの『松坂慶子がお説教する』『宮崎あおいが出てくると誰かが死ぬ』のウツ展開が確定。主役の神木隆之介が登場する前に、視聴者が脱落してしまうのでは」

 朝からモヤモヤするためにドラマを見ているわけではないのだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論