NHK連続テレビ小説「らんまん」に出演中の広末涼子(42)の土佐弁が完璧でかわいいと評判だ。
物語の舞台は、広末の出身地の高知県。日本植物学の父と言われる牧野富太郎氏をモデルに、その生涯を描く。主人公の槙野万太郎を演じるのは神木隆之介(29)。広末は万太郎の母・ヒサを演じている。
万太郎は老舗の造り酒屋の跡取り。母・ヒサは病弱ながらも、やっと授かった万太郎をとてもかわいがって、成長を温かく見守るという役どころだ。
「高知の造り酒屋が舞台なので、セリフはすべて土佐弁ですが、広末の話す土佐弁が、あまりにも完璧で、しかも病弱で儚げな演技が美しいと、ツイッターでもトレンド入りしたほどです」(スポーツ紙記者)
広末といえば、実生活では3児の母で、昨年は「第14回ベストマザー賞」も受賞したママだが、芸能界では誰もが認める酒豪だ。
「若い頃はクラブからの朝帰りで泥酔して路上で座り込んだり、タクシーに無銭乗車するなどの奇行でお騒がせ女優のレッテルを貼られた時期もありました。今の夫と再婚してから公私共に落ち着いて、女優業も順調です」(スポーツ紙記者)
撮影は昨秋から始まったが、スタッフと気軽に飲みに行くこともあるという。
「行きつけの土佐料理のお店に行った時などは、カツオのたたきの通の食べ方や高知のお酒の飲み方を教えてくれて、みんな感動してました」(ドラマ関係者)
高知の酒文化の一つである「返杯」は、自分のグラスの酒を飲み干したらグラスを相手に渡し、酒を注ぐ。一気に飲み干したらグラスを返し、再び注がれた酒を一気に飲み干し‥‥。若い時は、それで店の酒を飲み干したという逸話もあるほどだ。
「そんな感じで延々と飲みまくるんですよ(笑)。その飲みっぷりがまた、粋でカッコいい。もともと色白で、あの優しそうで、ちょっと甘い感じの話し方が、お酒が入るともっと甘い口調になるので、見ている方は、それだけで酔っ払ってしまいそうです。神木さんも『お母さん、強い』って笑っていました」(前出・ドラマ関係者)
高知には他にも盛り上がるアイテムがあるという。
「『べく杯』というおちょこでの飲み方。おちょこに穴が開いているので、指で押さえつつ、飲み干さないと、下に置けないという代物なんです。もう一つは、おちょこの底がコマのようになっているもので、こちらもお酒を飲み干さないと置けない。つまり、どちらも飲み干すまで置けないというもの。こんな飲み方があるのよと、実践して教えてくれる“広末酒場”に、スタッフはメロメロでした」(前出・ドラマ関係者)