米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じたところによると、大谷が今季オフにフリーエージェント(FA)になった際の契約金は、12年で5億ドル(約660億円)から6億ドル(約790億円)に達する可能性があるという。
これまでのメジャーで最高の契約額は、大谷の同僚トラウトが19年3月に結んだ12年4億2650万ドル。NBA、NHLを含む北米4大スポーツ全体では、NFLチーフスのQBマホームズが20年7月に結んだ10年5億300万ドルが最高だが、大谷が更新するのは確実視される。
争奪戦には資金力豊富な球団が加わると予想されており、同紙はドジャース、ジャイアンツ、メッツ、パドレス、ヤンキースを挙げている。
大谷の収入に関しては先頃、米経済誌「フォーブス」がCM契約社数を報じたばかり。セイコー、ニューバランスなど13社で、年収87億円だという。スポーツライターによれば、
「コーセー『コスメデコルテ』エイジング美容液のビジュアルに大谷が起用されると、翌日には百貨店の新規購入者が3.6倍に、公式オンラインでの販売個数は約20倍に伸びたといいます。アメリカではWBC直後から約30社が新たに大谷と契約交渉を始め、契約金は最低10億円とされます。単純計算で、野球の契約金と広告の収入で1000億円を突破しそうな勢いです」
大谷自身がすごいのは言うまでもないが、マネージメントもかなり有能なのではないか。
(鈴木十朗)