今季もリアル二刀流でメジャーの話題をさらっているエンゼルスの大谷翔平。打者としては、5月14日(日本時間15日)にメジャー通算100本塁打を達成した。昨年は日本人初の本塁打王を逃しただけに「今年こそは」と期待がかかっている。
一方、日本のプロ野球界は「令和の怪物」の異名を持つ、ロッテの佐々木朗希の話題で持ちきりだ。4月10日に行われたオリックス戦では完全試合、そして日本新記録となる13者連続三振という偉業を達成。次の登板となった日本ハム戦でも、途中降板とはなったが、8回までパーフェクトという異次元の活躍を見せた。
世界レベルのスーパースターとなった大谷に対し、同郷・岩手県の先輩の背中を追う佐々木。そんな2人の「直接対決」がここに実現した。
打者・大谷翔平と投手・佐々木朗希の5番勝負。いざ、プレイボール!
まずは佐々木が挨拶代わりに、火の出るような自己最速164キロストレートを胸元に投げ込んだ。これにはメジャーで豪速球に慣れている大谷といえども、バットが空を切る。
初対戦の初球に「真っ向勝負の直球を佐々木が投げてくるのは必然」と言うのは、屈指のスラッガーだった球界OBの松永浩美氏だ。
「自分の豪速球が通用するのかどうか、試してみたいというのが投手の心情です。初球ストレートの選択はうなずける」
続いて2球目は、長打を警戒しながら、外角高めにまたしても直球。これはファウルとなる。大谷も160キロ超えのスピードボールをバットに当てて、意地を見せた。
そして──。
息詰まるハイレベルな攻防は、いかなる結末を迎えるのか。この続きは、発売中の「週刊アサヒ芸能」(6月2日号)で──。