米経済誌「フォーブス」がメジャーリーガーの今年の収入トップ10を発表し、エンゼルスの大谷翔平が6500万ドル(約84億5000万円)で初の首位となった。
大谷は今シーズンの年俸は3000万ドルだが、スポンサー13社から得る収入が3500万ドルに達すると見積もっており、総額6500万ドルは大リーグ選手で史上最高額だという。
ちなみに2位はメッツのシャーザーで、総額5930万ドル(約77億円)、3位はヤンキースのジャッジが総額4450万ドル(約58億円)。エンゼルスでチームメートのトラウトが3950万ドル(約51億円)で5位となっている。
大谷がトップになった要因には、スポンサー収入の多さがある。日本企業では医薬品の興和、時計のセイコー、三菱UFJ銀行、化粧品のコーセー、JAL、寝具の西川、人材サービスのディップがあり、海外企業ではニューバランス、ポルシェ、ヒューゴボスなども。
「大谷は二刀流というわかりやすいキャラがある上に、ビジュアルがいい。さらにポルシェやコーセーなど、契約企業の商品を普段使いしてくれるので、スポンサーとしてはありがたいのです。侍ジャパンのヌートバー選手にグランドセイコーの時計をプレゼントしたというニュースは、記憶に新しいですよね。海外企業にとっては、大谷の起用で日本市場の売上のさらなる増加を狙えるといいます」(広告代理店関係者)
大谷は選手としてはもちろん、CMタレントとしての価値もズバ抜けていたのである。
(鈴木十朗)