春は出会いと別れの季節。才色兼備の女子アナたちもまた、同様である。コロナ禍が緩み「出会い」を求めて夜な夜な会食に出かけるようになったが、どうも最近は反応がイマイチのようで…。
「週2で合コンやってまーす!」
と明るく語ってくれたのは、アラサーのフリー女子アナ、美沙子(仮名)だ。学生時代から情報番組のリポーターを担当し、大学卒業後はキャスター事務所に所属。現在は公営ギャンブル、情報番組の「回し役」を務めることも多い中堅である。
「年齢的にも、結婚を意識する男性を探しているのは事実です。以前なら『○○っていう番組のリポーターの子を連れてくるから飲もうよ』とかで、相手も納得して来てくれることが大半でした。ところが昨今のテレビ離れで、番組名がほぼ通用しなくなり、さらにSNSで女子アナの承認欲求が強いと広く知られたことで『アナウンサーは面倒だからダメ』と断られるようになりました」
以前なら通用した肩書きが、逆に足かせにすらなってしまうのだ。
「だから最近は『女子アナ来るよ』じゃなくて『同世代の女の子が来る』と言い換えます。相手が『ちなみに何の職業?』と聞いてきて初めて、女子アナだと明かすかな」
合コンの現場でも、メディアを取り巻く厳しい環境の影響が出ているのだ。