メジャーでの先発3戦目となった4月15日(日本時間16日)のメッツ戦で、7回途中交代ながらも4安打3失点と粘投を見せた、アスレチックスの藤浪晋太郎。
結果的に3連敗となったが、コッツェー監督は試合後「この投球ができれば、彼はいい投手になる」と褒めたたえ、首の皮一枚つながった格好だ。
なにしろデビュー戦では3回に大乱調となり3四死球8失点でノックアウト。2戦目のレイズ戦でも3回まではノーヒットだったものの、4回以降に制球が乱れて、5回途中5失点で降板。突如として顔を出すノーコン癖は、まだ払拭できていない。
そんな藤浪について、今話題の人工知能(AI)チャットサービス「ChatGPT」はどう見ているのか。「藤浪晋太郎の弱点」を聞いてみると、
「最大の弱点は、制球力の不安定さ」
とズバリ。球の威力や球速は非常にあり、才能は持っているが、コントロールに難があることから四球を出すことが多いと、まさしくノーコンを指摘したのである。それを助長させる原因として、過去に受けたヒジの手術による投球フォームの変化を挙げている。スポーツライターが苦笑しながら言う。
「ChatGPTが回答するために使う蓄積されたデータは、21年までのもの。藤浪についても、阪神時代の成績を元にしているわけですが、藤浪はヒジの手術を受けていない。誤ったデータから解析したのでしょう。ただ、制球難そのものについては最新の情報としても、遜色のない内容です」
いや、問題はノーコンだけではないらしい。
「打者に読まれて打たれるリスクが高くなっています」
なんとも的を射ていると納得してしまうが、新たな欠点まで指摘したのである。
さらには、こんな「大予言」まで。
「この問題は、彼がメジャーリーグに挑戦する際に、さらに深刻になる可能性があります」
先述した通り、ChatGPTは2021年までのデータを元に、答えを導き出している。であれば「さらに深刻になっている」現状を「2021年時点でわかっていた」ことになろう。
さて、ズバリ言い当てられた藤浪は今後、ChatGPTが回答不能となるような変貌ぶりを見せられるのかどうか。