スポーツ

ぶざま続きの藤浪晋太郎は「吸血鬼のエサになって役割を果たした」という「使い捨て」悲哀

 メジャーリーグでぶざまな投球が続くアスレチックス・藤浪晋太郎に「吸血鬼の犠牲者だ」との声が、日本球界で広まっている。

 藤浪は現地6月5日のパイレーツ戦で、2点リードの6回一死満塁で登板したが、連続押し出しと犠飛を許し、降板を余儀なくされた。ここまで19試合に登板して2勝6敗、防御率は11.57。この成績に、古巣・阪神の関係者からは安堵感を通り越して、同情論まで巻き起こっている。在阪スポーツ紙デスクが言う。

「球団内では『メジャーで活躍されたら、チームの育成の問題になる』として、恐れていました。現在のような有様で、胸を撫で下ろしている人間は多い。ところが最近では、これ以上、さらし者にするのはかわいそうだ、という声に変化しています」

 その矛先は代理人のスコット・ボラス氏に向き始めている。さる球団の渉外担当は、

「日米で『吸血鬼』と呼ばれるボラスを代理人に選んだのが、藤浪にとって不運の始まりでした。藤浪は挑戦者の立場。本人の許可なしにマイナーに落とせない契約条項があるが、そんなものを盛り込めるような大物ではないはず。それをボラスが無理やりねじ込んだようです。本来なら先発で2度、3度失敗した後にマイナーに落とし、アメリカのマウンドに慣れさせた方がプラスに働いたはずなのに」

 本人の承諾なしにマイナーに落とせないという条項に強くこだわったのは、藤浪ではなくボラス氏だとの説は根強い。自らの敏腕ぶりをアピールする絶好の材料になる、と判断しているからだとされる。前出の在阪スポーツ紙デスクはその戦略について、

「吉田正尚の好条件を引き出し、日本でダメダメだった藤浪に対しても、破格の条件を引き出した。今年のWBCで活躍し、近い将来、メジャー行きを熱望する選手は、ボラス氏を代理人の第1候補にするのは間違いない。藤浪はその『餌』の役割を十分、果たしました」

 ボラス氏にとって1年契約の藤浪が来季以降、メジャーで契約できなくても問題はない。辣腕ぶりでオリックスの山本由伸やロッテ・佐々木朗希らに視線を向けさせ、代理人の座を勝ち取れば、高額収入を得る道が待っている。すでに藤浪は吸血鬼に生き血を全部吸い取られ、出がらしに。これでは活躍できなくても無理はないか。

(阿部勝彦)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」