エンタメ

世界で1000億円突破の大ブーム!劇場版「マリオ」公開に隠された任天堂の「戦略」

 すでに全世界興行収入が1000億円を突破したアニメ映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が、4月28日から日本でも公開。さらなる興収アップが見込まれている。

 同作は任天堂のゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が原作で、配管工のマリオが、宿敵のクッパに囚われてしまった弟のルイージを救出するため、奮闘する物語。同社と「ミニオンズ」シリーズなどで知られる、イルミネーションが共同製作した。

 北米では4月5日に公開され、3週連続No.1の大ヒット。4月24日までで、全世界の興行収入は8億7183万6610ドル(約1168億円)となり、大台の1000億円を突破した。

 エンタメ誌編集者は、その人気の理由を次のように解説するのだ。

「今年は『スーパーマリオ』発売から38年ですが、親も子も、さらには孫までマリオで遊んだ経験者が多く、幅広い世代が劇場に足を運ぶ。日本でも同じ現象が起きそうです」

 加えて映画公開の背景には、任天堂の戦略が存在するという。

「同社の売上の太い柱が、ゲーム機。17年発売の『ニンテンドースイッチ』は大ヒットした一方、12年発売の『Wii U(ウィー・ユー)』は販売が伸び悩んだように、浮き沈みが激しい。そこで任天堂は16年頃から、ゲームのキャラクターを映画やUSJなど、ゲーム機以外にも活用する方針を打ち出し、そのひとつが今回の映画のヒットにつながったのです」(前出・エンタメ誌ライター)

 今後、ほかの人気ゲームの映画化もありそうだ。

(鈴木十朗)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ