本サイトで報じた元BOOWY高橋まことの暴言(5月6日公開記事)が、とうとう元メンバー同士の場外乱闘に発展した。発端となったのは、高橋の公式ツィッター上の投稿だった。
「もうこの三流国日本には五輪も万博も要らねえよ。たかだか半年のくだらん祭りなんざ願い下げ」と万博誘致に反対したところ、布袋寅泰が「何も知らずに言うな」と公開説教リプライで怒りをあらわにしたのだ。
布袋は2021年の東京五輪開会式で映画「キル・ビル」のテーマソングなどを演奏。「最初はオファーを断ろうかと思ったが、新型コロナで活動自粛中の世界中のミュージシャンを励ますために引き受けた」と各紙取材に答えていた。
高橋の暴論は、ミュージシャンの自分に跳ね返ってくるブーメランとなる。広島サミットや大阪万博関連のライブやフェス開催を否定することになるからだ。布袋の怒りには一理あるのだが、布袋は公開説教リプライを24時間も経たずに削除。高橋もその後はリツイートを繰り返し、場外乱闘から一転、ダンマリを決め込んでいる。
かつてのBOOWYファンからは「バンド解散後、35年間沈黙を貫く氷室京介がいちばんロックしてる」という書き込みが相次いだ。音楽関係者が言う
「BOOWYは1960年生まれの同級生、氷室と布袋、松井恒松ら高校の同級生で結成。氷室は過去に自身のラジオ番組で元暴走族だったことを白状しており、メジャーデビューの際も、横浜銀蝿と同じツッパリ路線で売り出す案が浮上したほど。団塊世代の反体制にカブれた6歳年上の高橋と、元ヤンだった氷室や布袋は価値観が全く違います。高橋もそんな『元BOOWY』の肩書きで音楽活動をしているわけで、ダンマリに転じたのは、政治色がついてファンから反感を買うのを避けたからでしょう」
BOOWY再結成など絶望的だと、ファンが改めて悟った場外乱闘だったのである。