「まつもtoなかい」(フジテレビ系)が早くもピンチに見舞われている。
これは松本人志と中居正広が「会わせたい」と思う著名人2人をゲストに呼ぶ、トーク番組だ。20年11月、22年2月に単発放送され、今年4月30日からレギュラー化された。初回こそ世帯平均視聴率10.5%、TVerの見逃し配信は1週間249万再生とバラエティー番組最高を記録したものの、その後、視聴率がガタ落ちしたのだ。放送関係者が語る。
「初回のゲストは元SMAPの香取慎吾。中居とは『SMAP×SMAP』以来の共演というインパクトもあり、数字に結びつきました。ところが2回目は上沼恵美子と北川景子という豪華ゲストながら、視聴率はまさかの5.2%に半減。裏番組のTBS日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』に惨敗を喫しました」
では3回目、5月14日の放送はどうだったのか。次週のゲストが岡田准一と広末涼子だと発表されたのだが、
「2人は5月19日に公開される映画『最後まで行く』で共演しており、つまりは宣伝目的の出演にすぎない。しかもタイミング悪く、14日の裏で放送された『行列のできる相談所』(日本テレビ系)にも、2人セットで出演していた。これでは予告のインパクトはゼロです。ゲストは早くも限界かと、テレビ関係者から失笑が聞こえてくるほどです」(放送作家)
番組のレギュラー化にあたり、松本はわざわざ「ワイドナショー」を降板。中居との強力タッグによる大躍進かと思われたが、結局はゲスト次第であることが判明した。映画PRありきのユルい人選で、さらなる打撃を受けそうなのである。