さすがは金メダリスト。5月20日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送された「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」で強運を発揮し、「持っている」ことを見せつけたのは、元卓球選手の水谷隼だった。
なにしろスタート直後、前橋東照宮でおみくじを引くと「大吉」。千原ジュニアは「さすが」と絶賛した。さらに「いいスタート。東照宮スタートでこの天気。ゴールドメダリストは違う」と、水谷の強運に早くも脱帽したのである。
もちろん、話はこれで終わらない。2日間の旅で4回も「お名前ボーナス」を獲得したのだ。これはタクシー運転手の名前に数字があった場合、その数字に1000をかけた金額がタクシー乗車に使える経費として加算されるというルールであり、第4弾から採用されている。といっても、このボーナスが出るのはだいたい1回程度であり、哀川翔がゲストの第9弾は一度もなし。4回も出るのは「タクシー乗り継ぎ旅」史上初のことだった。
このお名前ボーナス獲得で、さらなる幸運もつかむことに。テレビ誌記者が言う。
「この旅はタクシー料金が5000円になった所で降りるルールですが、それがトンネル内だった場合、安全を確保するため、出口まで乗れることになっています。今回、お名前ボーナスを得た千原と水谷は、その追加分でトンネルに入ることができ、距離をガッツリ稼ぎました。しかも、それが2回あった。ここまで幸運が重なった事例は『タクシー乗り継ぎ旅』はもちろん、テレ東の旅番組全体でも見たことがないですね」
水谷が「持っている」ことを証明した事件は、ほかにもある。1日目の夜、宿を目指して山道を歩いていた時のことだ。一行は危険な野犬の群れに遭遇する。慌ててロケ車に逃げ込み、その場を離れて安全な場所まで移動することに。野犬は6匹、あやわというアクシデントだった。
「テレ東旅番組の長い歴史の中でも、野犬の群れに襲われかけたのは初めてだと思います。そもそも現代において、野犬を見かけることがめったにない。それが群れで、しかも襲われかけるとは…。たまたま車で移動して先に進むことになったわけですから、ラッキーな出来事と言えるでしょう」(前出・テレビ誌記者)
ただし、金メダリストがこれほどの幸運を連発させても、旅は失敗。よほどジュニアは「持っていない」ということなのだろう。