「永遠のアイドル」として、熱烈なファンが多い女優Kが、みずから既婚男性Tとの不貞を公表したのは5年前のことだ。女優休業を宣言すると、2人はまもなく同棲生活に入った。
「Kは恋愛関係を正直に認めたことで、Tの妻と子供への配慮に欠けると猛バッシングされましたが、それでもKは『同じ夢を追う者同士』と、ビジネスパートナーであることを強調していました。実際、Kが設立した会社で2人は舞台や映画の制作、プロデュースを行っています」(芸能関係者)
公私にわたって、ともに過ごす時間が増えると、お互いの干渉、束縛が気になるようで、3年後にはTが同居マンションを出ていったという。
「同棲を解消した理由の1つにKが私生活のみならずTの仕事にも口出しするようになり、日常の行動まで管理するようになったことが大きかったといいます。そのため、Tは仕事部屋として近くにマンションを借りて別居するようになりました」(前出・芸能関係者)
一定の距離が2人の間にできた溝を埋めたのか、その後も、仕事上では変わらず二人三脚で、“同じ夢”に向かって前進している。
「ただ、以前のように仲よく居酒屋で飲む姿は見られなくなりました。2人は飲み仲間としても相性がいいので、よく自宅近くでスタッフたちも交えて飲んでいましたが、最近はTが参加しても、Kと離れた席に座り、帰る時も別方向。でも、仕事場では本当に『同志』という感じで演出について侃々諤々と意見を交わしています」(舞台関係者)
恋愛関係の先にある、もっと成熟した関係になったのか、「さらに絆が強まった感もある」(前出・舞台関係者)という。
こうした2人の程よい距離感の秘密を、演劇関係者が明かす。
「Kは同棲を始める前に、とてもかわいがっていた愛猫を亡くしているんです。そのショックはかなりのもので、当時、あまりにKの落ち込みが心配でTが同棲を始めたと言われたほどでした。その後、Kの心を癒やすために保護猫を飼い始め、一方のTは、かつてKが飼っていたのと同じ種類の猫を飼い始めました。最近は猫の写真を送り合って、お互いの様子を確認し合っているそうです」
Kは現在、来月上演する舞台の演出に余念がない。
「そこにはTの影は一切ありません。Tも自分で制作会社を設立して、映画のプロデュースなどをしていますが、どんな作品にでもKのアドバイスだけは必ず取り入れています」(前出・演劇関係者)
表面だけではうかがい知れない、熟した大人の関係ができあがっているようだ。