宝塚女優には涙ぐましい「陰の苦労」があるようだ。といっても、トップスターになるための猛稽古の類ではない。
「ずっと胸が大きかったので、押さえていたんですよ。365日ずっと、押さえていた」
そう振り返ったのは、元宝塚歌劇団宙組トップスターの大和悠河である。男役だった彼女が6月20日の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で明かしたのは、バストアップの話で盛り上がるスタジオを驚かせるに十分なエピソードだった。
明石家さんま「形とか変わってしまわないの?」
大和「男役時代の時は(胸が)背中に回っていた」
さんま「背中に流すの!?」
大和「胸元が開いた衣装を着る時に胸が見えるといけないので、テーピングで(背中に回して)貼っていた。(テーピングを)剥がす時は痛いです」
バストを背中に回すとは、いったいどういう状態なのか。はたして背中に回るものなのか。さんまの驚きはもっともだ。2009年に宝塚を退団した大和は、
「(今は)胸を押さえなくていいことが嬉しい」
45歳になった大和のスタイルは、タカラジェンヌ時代と変わらずスレンダー。でありながら、Dカップ、いやEカップとも言われる豊かなバストを持つ。Twitterではプロポーション抜群の水着写真を投稿している。
2016年に歌手としてリリースしたデビューアルバムのジャケット写真は、美脚とヘソ出し姿。その2年後に「魔弾の射手」でオペラデビューすれば、バスタオル1枚の大胆衣装が大きな話題に。その際、
「下に着るとラインが崩れるので、本番でも下に何も着けません」
とプロ根性を見せていた。もう押さえる必要も隠す必要もない「武器」を、これでもかと見せつけてほしい。