本格的な秋の訪れは、メタボには悩ましい季節。年々運動量は減る一方なのに、食欲はいっこうに衰えない。しかし、運動や食事制限もせず、「青色メガネ」をかけるだけで自然に実行できるダイエット法があるというのだ。
現在このダイエットを実行中というAさんの話だ。
「何十回目かのダイエットになりますが、青色メガネをかけながら食事をしています。食べる量が大幅に減り、効果も出ています」
発明者でありこのメガネを製造販売している新小田泰平(にいおだやすひら)氏は特許申請書にこう記している。
〈青色の鎮静効果や食欲減退効果などを利用して、過剰な食欲を静めて、無理に頑張らなくても自然にやせられるということを狙った商品〉
一般的に人間の体は青く染まった食べ物を見ると、悪くなっている食べ物と認識し、食欲がわかなくなると言われている。では、食欲をなくすダイエット法なのかといえば、それだけではない。新小田さんは京都大学卒業後、色と光を活用した製品の開発に取り組んでおり、こうも話しているのだ。
「ダイエットの成功を阻むのは、根本的に心の問題。食事制限をがんばると、かえって食べることへの執着心が高まり、長い目で見ると、結局は逆効果になる。十分にお腹がすいたら、しっかりと食べ、満腹感を感じたら、素直に終わる。これを続けることが重要」
つまり本物の空腹を見極め食べ過ぎを抑えることがダイエットの秘訣で、青色の特性を取り入れることで誰でも楽にダイエットができるのが青色メガネなのだという。
食事前にこのメガネをかけてリラックスした状態を作り、ゆっくり食事をして早食いを防止する。そして途中でまたメガネをかけて本当に空腹なのかどうかを確認する。
特に夜食前にこれをかけて空腹度を確認するのは効果絶大だそう。メガネはセロファンなどで自作もできるが、ネットなどで2000円ほどで購入できる。