DeNAが6月30日から7月2日まで、横浜スタジアムでの中日3連戦で開催した「ポケモンボールパーク ヨコハマ」をめぐり、現場は大混乱に陥った。
このイベントは、8月11日から13日までパシフィコ横浜で開催される「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」の日本初開催にちなんで企画されたものだ。球団関係者が言う。
「試合中、ベイスターズの選手はピカチュウが塗装された特製ヘルメットを被り、観客全員にピカチュウのサンバイザーが配られました。スタジアム内をピカチュウの着ぐるみが歩いて写真撮影に応じるなど、子供から大人までファンは楽しんでいました」
だが心配していたことも起こってしまった。新グッズとしてキャップ、ペンライト、ツインバットが一斉発売されたのだが、
「案の定、メルカリなどの販売サイトに、次々と商品が出品されたのです。初日の午前11時、球場売店前には600人以上のファンが殺到。土日のデーゲームでも球場内の売店に、買い求める客が朝から集まり、炎天下で列をなしたのです。熱中症で倒れる人がいたら、どう責任を取ったのでしょうか」(居合わせた客)
ちなみに、取材パスなどで売店開店前にスタジアム内に入ることができる報道関係者にも、
「球団がわざわざ『開店前から店に並ばないように。購入するならパスをブラ下げず、一緒に並ぶように』とメールする有り様。これなら完全受注生産か抽選販売にすれば、トラブルは起こらなかったんですが」(前出・球団関係者)
商売上手なのか下手なのか、よく分からないのだった。