エンゼルスの主砲、マイク・トラウトが7月3日(日本時間4日)のパドレス戦で交代し、4日に故障者リスト入りが発表された。
8回先頭で迎えた第5打席目、2球目の変化球をファウルにした際に苦悶の表情を浮かべベンチに下がっており、診断は左手有鉤骨(ゆうこうこつ)の骨折。10日間の負傷者リスト入りとなり、チームにとっては大打撃だ。
これにより懸念されるのが、3冠王を窺う大谷への影響である。
スポーツライターが語る。
「トラウトはそれまで3番の大谷の前を打っていましたが、4日のパドレス戦では打順を入れ替え打率2割4分そこそこの1番のテーラー・ウォードを2番に下げた。これにより当然、敵チームは大谷を徹底マークしやすくなり、敬遠される可能性も高くなるでしょう。本塁打と打点の記録はしばらく伸びないかもしれません」
エンゼルスは現在、大谷の活躍がありながらも勝ち星を挙げられず、チームの精神的支柱となっているトラウトの離脱で最悪の状況となった。こうなると応援する側にとっては、ますます「他のチームで…」となってしまう。
(ケン高田)