ともに本塁打を連発──。ヤンキースのアーロン・ジャッジとMVP争いの渦中にあるエンゼルスの二刀流・大谷翔平はたびたび、現地メディアや他球団の選手に「ユニコーン」「宇宙人」「スーパーマン」などと、たとえられる。
誰もやったことのないことに挑戦し、驚異的な結果を出していることへの、最大限の称賛の言葉だ。
だがその超人にも、思わぬ弱点があった、と…。
アメリカのスポーツメディア「バリー・スポーツ・ウェスト」のレポーターが「発見した」のは、大谷がバットではなく、ゴルフクラブを握った時の成績だった。
レポーターは、日本ハム時代の納会ゴルフでプレーし、苦戦する大谷の映像を紹介すると、こう評している。
「オオタニ選手は何でもできるということではないようです。ゴルフだけはうまくないようです」
さらには「左で打った方がいい」と、アドバイスまでしたのだった。そしてレポーターは、
「何でもできる偉大なオオタニにも苦手なものがあると、ちょっと安心します」
と締めくくっている。
大谷の初ゴルフは、日本ハム入団1年目の13年オフ。あまりの大叩きに、ハーフを終えた時点で、
「あと9ホールも恥をさらさないといけないのか」
と、泣きが入ったという。
結局、トータル146のスコアでホールアウト。2年目のゴルフコンペでも、119と、さえなかった。
ちなみに大谷はメジャー移籍後、地面スレスレのボールを救い上げるようなスイングで本塁打にしたことが何度かあり、現地では「ゴルフスイングだ!」とニュースになっている。本来、ゴルフの素養はあるのかもしれない。