7月31日に期限が迫るプロ野球のトレード、新外国人選手獲得などの補強。先日も巨人・石川慎吾とロッテ・小沼健太の1対1の交換トレードが成立した。在京球団関係者は、
「トレードは互いの球団にとって、最重要機密事項。獲得が成立、不成立は横に置いても、絶対に外部に気付かれてはいけない。基本的には現場トップの監督の意見も聞きながら、最終的に球団フロント主導で成立させることは多い」
言い換えれば、内緒な話が多いのだが、何故かそれをわざわざ見える場所でやってしまう、リスクマネージメント的に疑問符がつく場面が目撃された。阪神タイガースだ。
「7月7日のヤクルト戦は雨天中止になりましたが、甲子園球場の一塁ベンチ前で岡田彰布監督、嶌村聡球団本部長などが20分にわたり、話し込んでいたのです。報道陣の問いかけに岡田監督は『そんなん、マル秘よ』と笑っていたといいますが、そんなところで補強やトレードの話をしていたら、お笑い話以外の何物でもないでしょう」(スポーツ紙デスク)
ちなみに嶌村球団本部長は過去にチームの広報部長を務めるなど、マスコミの習性は熟知している。同時間帯に別の場所で「本当の編成会議」を開いていたとしたら、お見事だが…。