7月22日、「マイナビオールスター2022」(第1戦=26日・ペイペイドーム、第2戦=27日・坊ちゃんスタジアム)の最後の1人が選ばれる「プラスワン投票」で、セ・リーグからは巨人の小林誠司捕手、パ・リーグから清宮幸太郎内野手の選出が決定した。
「プラスワン投票」は、ファン投票、選手間投票、監督推薦枠による出場選手決定後、選ばれていない選手の中から再びファン投票でセ・パ両リーグ1人ずつを選出するというもの。
小林は9048票、清宮は5279票を獲得し、出場が決定したという。ただ、清宮の場合は初出場とあって注目度は高いものの、小林はここ数年は活躍の場がほとんどなく、今季も前半戦を終えた時点で打率1割3分2厘、本塁打0の4打点。なぜこんな成績でオールスターなのかと、誰もが首をかしげていることだろう。
「巨人は34選手がコロナ感染したことで、もともとケガで離脱していた坂本勇人に加え、岡本和真や中田翔、菅野智之など、計6人がオールスターを欠場。追加ファン投票の結果とはいえ、小林の出場には『これではさらし者だ』と、失笑交じりに同情される始末です」(スポーツライター)
しかし一方で、こんな指摘も出ている。
「小林は18年のオールスターに出場した際、この年も4月を除いてはからっきし打撃が振るわなかったものの、本塁打を放っている。大舞台には比較的強いことから、意外に意地を見せるかもしれません。ただ、今回の選出からも分かるように、今も客は呼べる選手で、強肩とリード面では変わらず評価が高い。それだけに、目立つ活躍があれば他球団へのアピールとなる。持ち上がっては消滅しているトレード話が再び浮上するかもしれませんよ」(スポーツ紙デスク)
小林自身は、今回の選出をどう受け止めているのか。