東海道新幹線の車内で流れる「メロディーチャイム」が7月21日から、UAの「会いにいこう」をモチーフにした曲へと変更された。それまでは、ジャニーズ事務所のTOKIO(現在は関連会社の所属)のヒット曲「AMBITIOUS JAPAN!」をモチーフにしたものだった。
TOKIOはバラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)で人気を博した、ジャニーズ事務所では珍しいガテン系のバンド。「ザ!鉄腕!DASH!!」には、TOKIOの5人が日本全国を飛び回り、地方を盛り上げていくという社会貢献的なテーマが潜んでいた。
そうした経緯もあってか、2003年の東海道新幹線の品川駅開業と同時に実施された「のぞみ」の大幅増発プロモーションのため、大人気だったTOKIOの楽曲を起用。それが「AMBITIOUS JAPAN!」だった。大御所のなかにし礼が作詞を担当したことでも話題となった。
品川駅開業の際のオープニングセレモニーにはメンバー全員が登場して、大々的なイベントを行ったものだが、
「その後、TOKIOが不祥事に見舞われたのが2018年。メンバーの山口達也が女子高生に飲酒をさせた上、いかがわしい行為に及んだということで、グループを脱退、ジャニーズ事務所を退所しました。そんな問題があったにもかかわらず、チャイムが変更にならなかったのは、曲の良さもさることながら、社会貢献しているというイメージが影響したのではないでしょうか。今なら差し替えになっていたかもしれませんね」(芸能記者)
そして今、新しい時代へのチャイムが鳴った。