話題作りも空振りか…。ロッテはZOZOマリンスタジアムで開催される日本ハム戦(8月1日)に、3月のWBCにチェコ代表で出場したパベル・ハジム監督とマルティン・ムジーク、ルカーシュ・エルコリの2選手が来場すると発表した。
チェコ政府の外郭団体の協力のもと、球団とスポーツを基軸とした文化交流推進プロジェクトの一環として企画。当日は試合前イベントに3人が出演し、ハジム監督は始球式を務める。
3月のWBCで、侍ジャパンはチェコ代表と戦って勝利した。先発登板したロッテ・佐々木朗希は160キロ台の速球で相手選手に死球を与えたが、後日、球団親会社のお菓子をコンビニの袋に入れてチーム宿舎に持参、謝罪した。これがチェコ代表の間で大いに話題になり、佐々木に感謝の意を表明する交流に発展していた。ところが現在、佐々木は左わき腹の肉離れで戦線離脱中。球団関係者は嘆き節だ。
「今回、佐々木と彼らとの交流が実現すれば、再びチェコ代表も佐々木朗希も注目を浴びただろうけど、今シーズン絶望もありうるケガで、とても社会貢献活動をしている場合ではない。企画するまではよかったけど、完全に企画倒れになってしまった」
あと少しケガが遅ければ…と今さら悔やんでも仕方がないが、なんともバッドタイミングな戦線離脱。グラウンド外にも影響が及ぶことになったのである。