野球のWBCワールド・ベースボール・クラシックのチェコ戦で先発し、対戦相手のエスカラに死球を当てた佐々木朗希。ところがその後の謝罪をめぐって、現場ではとんだ「陰謀論」が飛び交ったのだ。
佐々木はエスカラの宿舎に出向いた上で、バスの出発時に出てきた本人に謝罪すると同時に、日本のお菓子をプレゼントしたことをSNSで報告、大きな反響を呼んだ。3月15日の練習後には、報道陣に囲まれると「そういうつもりじゃないので。相手の選手が試合中を含めてすごくいい人だった」と恐縮しきりだった。
だがあまりに「できすぎた話」と捉えるのは、現場で取材したスポーツライターだ。
「WBC担当記者の間では『仕込み疑惑』さえ浮上しています」
と苦笑いするのだ。さらには、
「速やかにお詫びしに行ったのはいいんですが、SNSに写ったお菓子は全て、佐々木が所属する球団親会社ロッテのお菓子ばかり。しかも露骨に表示できないので、わざわざコンビニの袋に透けて見せるようにしています。購入についても佐々木は『自分で支払った』と言っていましたが…。『あれはスポーツ紙の阪神担当を経験した広報担当者が、裏で絵を描いてるんだよ』と、みな半信半疑でしたね」(WBC担当記者)
マイナスの出来事をプラスに転換できる能力を、佐々木自身が100%身につけていたら、それはそれでいいのだが、はたして真相は…。