放送中の月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)の視聴率が爆死街道を突き進んでいる。
そもそも7月10日の初回からして、関東地区の平均世帯視聴率が6.9%と、月9ドラマとしては実に19作ぶりのひとケタ発進。
しょっぱなで大コケすると、第2話は5.4%とさらに低下する。第3話で5.5%、第4話は5.4%ともちこたえていたが、8月7日の第5話は5.2%とワーストを更新。激ヤバ領域に入りつつあるのだ。
真夏の海辺の町を舞台に、若い男女8人が繰り広げる恋愛模様を描いた王道ストーリーだ。前評判は決して低くはなかったが、フタを開けてみれば「男女7人夏物語」の劣化版、「ビーチボーイズ」の足元にも及ばない陳腐さ、などと評判は最悪に。
「脚本は昨年、フジテレビ『ヤングシナリオ大賞』を受賞したばかりの市東さやかですが、経験不足は否めない、との声が多く聞こえてきます」(テレビ誌記者)
視聴者の声はまるで芳しくないだが、主演・間宮祥太朗の現場での評判は非常に高い。「週刊女性」によれば、間宮は気合いの入った差し入れを連発しているという。
例えば撮影開始当初は、スタッフも含めた全員分のオリジナル帽子を差し入れ。「真夏のシンデレラ」のタイトル部分はあえて英語表記にして普段使いできるよう気を配り、しかもキャップとバケットハットの2パターンをそれぞれ2色ずつ、計140個も作るこだわりようだった。
間宮は昨年4月期のドラマ「ナンバMG5」(フジテレビ系)でもオリジナルサンダルを作って差し入れたと報じられたが、月9初主演の今回は、ことさら気合いが入っていたのだろう。
間宮の差し入れはこれだけではない。先の「週刊女性」では、最近はなんと「ガチャガチャ」を現場に持ち込んでいると報じられているのだ。
W主演する森七菜がガチャガチャにハマッている…そんな話を聞きつけたからのようで、「撮影現場でできたら楽しいのでは」と考えた間宮が、ガチャガチャ本体や中に入れる景品も手配。キャストとスタッフはタダで回し放題とのことで、1日に3回も景品を入れ直すほど「繁盛」しているという。前出のテレビ誌記者が言う。
「差し入れといえば、森も懇親バーベキューの場に手作りおにぎりを大量に持参して、スタッフを感動させたと報じられましたね。主演2人のこんな気遣いが、現場の雰囲気の良さを作っているのでしょう」
2人の頑張りに報いるためには、今後の視聴率の上昇が一番なのだが、さて…。
(石見剣)