8月8日の対阪神戦(東京ドーム)に先発登板し、3回途中5失点でノックアウトされた巨人の菅野智之投手。
試合後の原辰徳監督もエースとは程遠い姿に「もう皆さんに任せます。あんなのは」と怒りを露わにし、完全に匙を投げた格好だ。
今季、菅野は8試合に登板し2勝5敗。7月17日に先発したヤクルト戦(神宮)でも、1回もたず6失点と大炎上している。
スポーツライターが語る。
「これまで原監督の甥っ子という立場でチーム内でも特別扱いを受けてきた菅野ですが、いよいよそれも終わりを迎えそうです。今季は開幕に間に合わず初登板は6月に入ってから。5億円もの年俸を貰っていながらあまりにコスパが悪く、これでは若手にも示しがつかない。監督は我慢強く先発で使い続けてきましたが、後ろに回す配置転換の話も聞こえてくる。来季は大減俸+中継ぎからのスタートになるかもしれません」
一時はメジャー移籍の可能性もあった菅野だが、現状では夢のまた夢。球界OB関係者もこう語る。
「気づけば33歳のベテランの域に達し、周囲は強くアドバイスを言えない王様状態。それでも結果を残せば誰も文句は言えませんが、この体たらくのままでは完全にお荷物になってしまう」
今季、残りの試合でどこまで意地を見せられるか。
(ケン高田)