ガソリンの高騰が止まらない。経済産業省資源エネルギー庁は8月16日、14日時点のレギュラーガソリンの全国平均が181.9円となったことを発表した。前週の180.3円と比べて1.6円の値上がり、13週連続の値上がりとなり、庶民からは悲鳴が上がっている。
交通インフラの発達している都心部はまだしも、地方では車は毎日の必需品だ。通勤や通学に加えて仕事でも使用されるため、ガソリン高騰はもはや死活問題になっている。
とはいえ、車に乗らないわけにはいかない。では、1円でもガソリン代を節約するにはどのように運転すればいいのだろうか。
自動車ジャーナリストが語る。
「車の荷室に普段から荷物を積みっぱなしの人はいないでしょうか。積み下ろしが面倒くさくなって物置代わりに使っているケースが見られますが、これは無駄にガソリンを消費します。また空気圧も要チェックです。指定空気圧よりも低いと燃費が悪化する上に、パンクの可能性も高まります。月に1回はチェックしたいですね。運転に関しては、とにかく『急』がつく行為は厳禁。ゆっくり発進、ゆっくり停止を心がけるだけでもかなりの節約ができます」
また、エアコンの使用も燃費にかなり影響するが、これは控えすぎると熱中症などを引き起こす可能性もありオススメはできない。無理のない範囲で設定温度を高めにし、停車中は無駄なアイドリングをせずにエンジンを切ることを心がけたい。
現在、ガソリンには「ガソリン税」「消費税」など様々な税が課せられ「二重課税」の問題も指摘されている。今後の政府の対応に注目が集まっているが、まずは個人でできる節約術を試したい。
(ケン高田)