4年に一度の祭典、バスケットボール男子ワールドカップが開幕した。富樫勇樹、河村勇輝、比江島慎、渡邊雄太ら日本代表は8月22日午後6時頃に、1次ラウンドの会場となる沖縄入りし、現地の歓迎を受けた。
普段は影の薄いバスケットボールだが、今大会は昨年12月3日に公開された映画「THE FIRST SLAM DUNK」が興行収入150億円を超えて日本史上14位となるなど、バスケ人気上昇への気運が高まる中での日本開催となる。
ところがスター選手が次々と欠場を表明して、ファンは失望。NBAで2年連続MVPのセルビア代表ニコラ・ヨキッチや、ギリシャ代表ヤニス・アデトクンボ、フランス代表ビクター・ウェンバニャマ、カナダ代表ジャマール・マレーらが、出場しないことを決めていた。
「来年にはパリオリンピックがあり、2年連続で世界大会を戦う必要性を感じていないようです。NBAのスター選手はコンディションを考え、カネになるNBA公式試合を優先させたい。日本では八村塁が『NBAキャリアを優先する』と表明して、休養のため今大会は不出場です。W杯の放映権を持つ日本テレビとテレビ朝日は真っ青になっていましたよ。特に日テレは八村を追いかけ、バラエティー番組に出演させたり、独占インタビューを撮ったり、かなりの時間とカネを費やしてきましたが、すべてパーになりました。制作スタッフは上層部になじられたようです」(スポーツライター)
八村がロースターから外れたことで、国際バスケットボール連盟(FIBA)発表のパワーランキングで、日本代表は22位に急降下。約1カ月半で8ランク落ちたことになる。
「八村に代わるエースの渡邊も、8月15日に右足首を捻挫しました。ぶっつけ本番でW杯初戦に臨むことになり、大激震が走っています。エース欠場で戦った19日の強化試合では、渡邊と結婚した元フジテレビアナウンサーの久慈暁子も、心配そうにしていました」(前出・スポーツライター)
日本代表は8月25日の初戦でドイツと対戦。8月27日にフィンランドと2戦目を、8月29日にはオーストラリアとの3戦目となる。