元巨人の江川卓氏が自身のYouTube「江川卓のたかされ」で、右肘靱帯を損傷後のエンゼルス・大谷翔平のバッティングについて不安を感じた部分を語っていた。
大谷は8月23日(日本時間24日)に右肘の靱帯損傷が発覚し、今季、投手としては断念。現在は打者として出場を続けている。同30日の敵地フィリーズ戦では「3番・DH」でフル出場し4打数1安打1打点。95打点目を上げア・リーグトップに2打点差の3位。44本塁打は1位、打率は3割0分7厘で3位となっている。
一見、打撃面は順調に思えるが、江川氏は打者専念後の大谷のバッティングに触れ、
「ちょっと気になるのは、今日の朝か昨日なのかゲームを見ていたんですけど、スイングがちょっと壊れてきている。右肘の違和感であのスイングしているのかな」
と発言。27日のメッツ戦で左投手に対しインハイで三振した場面で、
「そのときの右肘の返し方が変な返しをした。違和感のない返しだといいなと思って。その前に2ストライク目の空振りしたときもちょっと変な振りがあって。スイング2回おかしかったんで、右の肘の関連じゃなきゃいいなと思ってみましたけど」
と印象を語った。そこでスタッフから、肘の痛みがバッティングに影響することがありうるのかとの質問が飛ぶと、江川氏は「あると思いますね」とし、
「(右肘を曲げて見せて)左バッターですので右から持っていきますのでね。(右肘を左手で触って)ここのところが違和感があると、スイングがおかしくなるので。ちょっと変なスイングをしたので、気にはなりましたね」
と答えた。三冠王の可能性がなくはないだけに心配だ。